福島県は、10月30日(土)/31日(日)にグランフロント大阪で開催された「ふくしまフェスタ in グランフロント大阪」に出展しました。
「ふくしま。GAPチャレンジ」ブースでは、県内生産者のGAPの取組を映像を用いて紹介するほか、「快傑GAPチャレンジャーズ」のマンガパネルの展示や<ふくしま。GAPチャレンジクイズ>を行いました。
福島県は、10月30日(土)/31日(日)にグランフロント大阪で開催された「ふくしまフェスタ in グランフロント大阪」に出展しました。
「ふくしま。GAPチャレンジ」ブースでは、県内生産者のGAPの取組を映像を用いて紹介するほか、「快傑GAPチャレンジャーズ」のマンガパネルの展示や<ふくしま。GAPチャレンジクイズ>を行いました。
福島県出身の箭内夢菜さんが、GAP認証を取得した生産者やGAP認証品を取り扱っている流通業者への取材を通してGAPのことを学んでいく、「箭内夢菜のぎゃっぷップ」が福島テレビにて放映されました。
◆番組タイトル:箭内夢菜のぎゃっぷップ~ふくしま。GAPチャレンジ~
◆放送日:令和2年8月の毎週木曜日(全4回放送)
◆放送時間:20:54~20:58(※8月27日は21:54~21:58)
◆放送局:福島テレビ(FTV8ch)
農場名:農業生産法人(有)まるせい果樹園
市町村:福島市
マイページ:https://gap-fukushima.jp/user/p160005
■GAP認証取得のきっかけは?
東日本大震災をきっかけに、福島でより良い農業を続けていくための取組の一つがJGAPであると考えたためです。
■GAP認証を取得してみての感想
最初の認証を取得した時は夢中でやっていました。すごく苦労した部分と嬉しかった部分があったのですが、認証取得してからの継続の方が力を入れる部分でした。認証取得したときにやっとスタートラインに立ったかなと感じました。
■今後の目標・方針
GAPを取得してからだいぶ経ちますが、日々成長するためにGAPの捉え方を変えていこうと考えています。自己点検に少し時間をかけるようにして、スタッフ全員でGAP強化月間というものを設けて行動チェックシートを記入するような方針を立ててやっているところです。
■今後、GAP認証取得に取り組む生産者に向けて
福島県は農業が大変盛んな県であります。私たちは果樹を作りながら果樹王国福島として、全国または世界に名前が知られるようになってきています。
これから福島県で持続可能な農業を続けていくために、また福島県をもっと盛り上げていくために、私たち農業者は学びながら、より良い農業のやり方をしながら若者に夢を与えられてこの仕事が大好きと言ってもらえるような農業をやっていきたいと思っています。みんなで協力しながら福島県の農業を盛り上げていければと思っています。
■消費者・流通業者に向けて
私たちまるせい果樹園は全国的にも珍しいGAPを導入した観光果樹園です。GAPを導入しているということは生産物の安全性、またフルーツ狩りをする圃場の安全性も担保されているということです。フルーツ狩りにお越しになるお客様には存分に楽しんで頂ける環境を整備しております。また流通業者の皆さんにはもっと福島県産品を取り扱って頂けるようにどんどんPRしていきたいと思います。
農場名:福島さくら農業協同組合 いわきいちご部会高設栽培研究会
マイページ:https://gap-fukushima.jp/user/g180007
<生産者:根本盈明>
■GAP認証取得のきっかけは?
東日本大震災の後の原発事故以降、国民はもちろん我々生産農家も放射能の問題など安全安心に対する考え方が大分クローズアップされまして、いち早く我々もその対応に迫られたのが現実でございます。そんな中、GAPがキーワードになりまして関心をもって部会で進めております。
■GAP認証を取得してみての感想
生産から出荷までの一連の体系のなかで福島県の基準がありまして、それに基づいた作業体系をどのように実施するかというのが大変苦労いたしました。ただ、関係機関のみなさんの協力でなんとか対応することができました。
■今後の目標・方針
GAP認証制度についてはまだまだ市民のみなさんに浸透していない部分が多いかと思います。その辺が我々にとっては一番の問題というか歯がゆいところでもあります。我々生産部会としてはPRそして色々な販促活動等を今度とも定期的に行っていきたいと考えております。
■消費者・流通業者に向けて
我々生産農家は自信を持ってこのGAPに取り組んでおります。安全安心をモットーにそして我々生産農家の労力軽減のために高設栽培で無理のない栽培を進めています。消費者のみなさんにもぜひとも安全安心なこのいちごを食べていただいてビタミンCを補給していただければと思います。
<団体事務局>
■GAP認証取得のきっかけは?
FGAPですと生産者の方の負担が少なくなるので、規模拡大や継続性を考えてFGAPにしました。
■GAP認証を取得してみての感想
生産者それぞれ圃場、作業場それから収穫ルールなどが違いますので、それに合わせて項目をクリアしていくことが苦労した点です。GAPを取得した後、出荷の規格や出荷体系を見直したことにより、「非常に簡素化されて出荷作業がしやすくなった」という声を生産者の方からいただいております。
■今後の目標・方針
まだまだ一般消費者の方のGAPに対する認知度が低い状況なのかなと思いますので、そういった方々への宣伝等をしていき、少しでも広められたらと思っています。
■消費者・流通業者に向けて
GAP商品のいちごはFGAPのマークもしくは「さる1号」のマークがプリントされていますので店舗で見かけた際はぜひ手に取って食べていただければと思います。
「第2回GAPオンライン・ワークショップ GAPにズーム・イン!~労働者が安心して働ける職場づくり編~」を開催し、雇用条件に関する基準や労働保険について等、従業員を雇用する際に覚えておくべきポイントを学びました。
■タイトル:GAPにズーム・イン!〜労働者が安心して働ける職場づくり編〜
■実施日時:2020年12月22日(火)16:00〜17:00
第2回GAPオンライン・ワークショップ(2020年12月22開催)の資料は、
下記「講演資料ダウンロード」をクリック、PDFファイルをダウンロードしてください。
講演資料➝https://gap-fukushima.jp/img/webinar/IMG_20201214_0001_rotated.pdf
※ 本資料の記載内容は2020年12月時点のものであり、今後変更されることがあります。
\「ふくしま。GAPチャレンジTV」チャンネル登録お願いします!/
▶チャンネル登録はこちらhttps://www.youtube.com/channel/UCYbheg2EO_rfZJTzFX8VJPw
農場名:福島さくら農業協同組合 いわき梨部会GAP研究会
マイページ:https://gap-fukushima.jp/user/g190010
<生産者:岡田えつこ>
■GAP認証取得のきっかけは?
最初はJAの方からこういう制度があると教えていただいて、私も興味があったものですから「興味あるね」と言ったら早速研究会の集会の書類が届いたので集会に参加しました 。それで納得して研究会に入りました。
■GAP認証を取得してみての感想
農薬の管理が大変だったんですけれども、GAP認証を受けるために農薬の使用量や在庫が一目で分かるようになりそれがとっても良かったと思います。
■今後の目標・方針
2020オリンピックパラリンピックの時には外国の方がたくさんいらっしゃると思います。その時に日本の梨をたくさん食べていただきたいと思います。
■今後、GAP認証取得に取り組む生産者に向けて
まだGAP研究会に入っていない方にもどんどん勧めて大きな輪にしていけたらいいなと思います。
■消費者・流通業者に向けて
GAP認証を受けたいわき梨を消費者の皆さんにいっぱい食べていただきたいと思います。
<団体事務局>
■GAP認証を取得してみての感想
認証を取得した部会員とともにGAPの研修を受けたことによって、部会員の梨の生産に係る作業、その他収穫の安全性などについて考えるいい機会になったかなと思います。また作業場所の整理整頓をしたりして作業もしやすくなっていると思いますのでとてもよかったのかなと思っております。
■今後の目標・方針
今後につきましては(GAP研究会に入っていない)部会員の方にGAPの取得を勧めていくような形を考えております。GAPに取り組む部会員を増やしていきましてGAPに取り組む意味などを研修会等でお知らせしていければと思っております。
■消費者・流通業者に向けて
GAP認証を取得したことによって消費者の方にわかりやすく安心安全が見えるような形になったのかなと思います。いわき梨は昔から有名ですが、安心して食べられる証明を取ったような形だと思いますので皆さんには美味しく召し上がっていただければと思っております。
利用者さんをはじめ、みんなが楽しく作業に取り組んでいます。
福島県南会津町
NPO法人あたご
FGAP認証取得:だいこん・とうもろこし・ブルーベリー・大豆
平成9年、障害を持つ方々の受け入れ先が地域に少ないことから、有志者が「あたご共同作業所」をスタート。自分たちが食べる分として、利用者さんと共に野菜を作り始め、現在では『あたごファーム』として農産物や加工品の販売も行なっている。
FGAP認証品目は、だいこん・とうもろこし・ブルーベリー・大豆。
この他、ピーマン、トマト、オクラ、ナスなど様々な野菜を栽培。障害者の自立を目指し、楽しく農作業に取り組むことや加工食品などの販売を通して就労訓練を行なっている。
農場名:小林 茂行
市町村:喜多方市
マイページ:https://gap-fukushima.jp/user/P190046
■GAP認証取得のきっかけは?
私は農業に参入して間もないのですが、前職ではISO生産工程管理という仕事に携わっていたことがありました。同じものづくりをする農業の中でも同じような仕組みがないかと探していたらGAPという存在に気付きました。詳しい話を福島県の担当の方に聞いて検討していく中で、これは自分の農業の中で必要なものだという認識に至り取得することを決めました。
■GAP認証を取得してみての感想
思っていたより非常に多岐にわたり細かいと感じましたが、人様の口に入るものを作る大切な尊い仕事には必要なものだと認識するようになりました。良かったことは、達成感が味わえたという事、また全て記録として形に残すことができたので、今後更新していく中でもやりやすいのかなと思っています。
■今後の目標・方針
現在の環境は大きく変化しています。天候要因やお客様の消費の嗜好、そのような変化への対応を我々農家は求められるものだと思っています。従って今回取得したGAPの内容に甘んじることなく、常に新しい情報を仕入れ更新をしていく必要があると考えております。
■今後、GAP認証取得に取り組む生産者に向けて
取組むにあたっては非常に勇気がいるのかなと思います。しかしながら長く継続した農業という事業を続けていくためには必要不可欠な制度だと思っています。
内容を見ますと、非常に完ぺきな引継ぎ書にもなると思いますし、他の世代に繋いでいくためにも必要なものです。皆さん頑張って認証に取組みませんか。
■消費者・流通業者に向けて
我々GAPに取組んでおります生産者の作っている作物は、安心して美味しく食べていただけることは間違いありません。私たちは皆さまの健康と安心安全のために日夜努力をしております。皆さんもGAPという存在と内容について少しでも勉強していただいて、その良さを分かっていただけると嬉しく思います。
農場名:(有)すとう農産
市町村:会津若松市
マイページ:https://gap-fukushima.jp/user/p170009
■GAP認証取得のきっかけは?
ずっと前から有機でお米を作っていたんですけれども、震災後、安全を提供しているはずの商品が福島ということでなかなかお客様の理解を得られないというところから、じゃあ私たちに何が出来るのかなと考えて安全の保障をしていく、お客様が不安だと思うことを取り除いていく、そういうことを一番しなければならないのかなと思い始めました。
■GAP認証を取得してみての感想
世代間ギャップというか、昔から有機で作ってはいたんですけれども、商品を作るという意識と昔からの農法というものが合わないものも多く、やはり父の年代だとGAPの範囲から外れてしまう行動がありまして認識を合わせることが難しいと思いました 。
■今後の目標・方針
実は私たちはすとう農産だけでなく周りの農家さんたちとグループを作っているんですけれども、毎年GAPを取られる農家さんが一軒ずつ増えています。すごく嬉しいことで、大多数はまだまだ面倒くさいなと思ってると思うんですけれども「やってみようかな」と気軽に思えてきている農家さんが増えているのでぜひそういう人たちの手助けをしてもっとGAPを取れる人たちの数を増やしていきたいなと思います 。
最終的には「福島だから危険」ではなくて「福島だから安心できる」という認識にしていくのが大きな目標です。
■今後、GAP認証取得に取り組む生産者に向けて
GAPって言われてるほど難しくなくて、もちろん努力はすごくします。でもいろんなGAPのスタイルがありますので自分にあったスタイルを選んでトライしてみるというのが最終的には作物の出来などにも関わってきますので「うちのお米がすごく美味しいんだよ」とか「うちの野菜すごく自信あるんだよ」という人はトライしてみていいんじゃないかなと思います。
■消費者・流通業者に向けて
すとう農産ではアイガモを育てて田んぼの雑草や害虫を食べてもらったりしながら農薬を使わない農法を続けて26,7年となります。
やっぱり皆さんに安全なお米を届けたいというのもあるんですけれども、私たちの日々の楽しみというのも垣間見てほしいなという気持ちもありますのでよかったら覗きにきてみてください。
催事名:ふくしま。GAPチャレンジセミナー ~時代ヲヨム GAPで挑む ふくしまのミライ
開催地:ビッグパレットふくしま(福島:郡山)
福島県は、2020年2月12日(水)にビッグパレットふくしまにて「ふくしま。GAPチャレンジセミナー」を開催し、参加した農業関係者、流通関係者、県内農業高等学校生など約350名は、SDGsや生産現場におけるGAPの必要性などの理解が深まりました。